整形の怖い話
整形手術を受けるか迷っている方は、費用や周囲にばれるリスクだけではなく、医療ミスなどのトラブルを懸念している方が多いのではないでしょうか?
実際にあった整形の怖い話をまとめました。
鼻が壊死
中国の女優「高溜(ガオ・リュウ)」が、美容整形の施術ミスによって鼻が壊死した写真をSNSにアップし、世界中で話題になりました。
「壊死」とは生体内におこる局所的な組織が死ぬことで、ガオさんの場合は鼻先が真っ黒になってしまいました。
再建手術で対処することができますが、元の綺麗な肌状態に戻る確約はなく、最初の手術を受けてから1年は再建手術を受けられません。
医療ミスの原因による壊死によって、顔全体の見た目が悪くなることや治療部位の機能性を失ってしまうことがあるので注意しましょう。
謎の液剤を注入
トルコのマーヴ・ケイルズさんは、ぷっくりした唇を求めて注入剤入りの注射を打ったところ、唇が膨れ上がってしまうトラブルに見舞われました。
時間が経過しても腫れが収まる様子がなかったため他の医療機関で検査した所、注入剤は正体不明(ヒアルロン酸などではない)で、謎の液体を除去するのに複数回の手術を受ける必要があると説明されました。
後に無資格の医師が行った独自の治療法であることが判明し、り放置すれば唇を切り落とす事態に発展する恐れがあったようです。
資格もスキルも持っていない詐欺師が適当な物を使って注入治療を行い、短期間での修復が困難な状況になってしまった事件です。
世界一危険な術式
身体の別の場所から採取した脂肪をお尻(でん部)へ注入する「ブラジリアン・バット・リフト(BBL)」で、死亡事故など重大なトラブルが頻発しています。
英美容整形外科協会によると、世界でBBLを受けた患者3,000人に1人が死亡している見解を示し、危険な術式だと注意喚起しています。
BBLは著名人が宣伝して有名になり、海外で格安対応するクリニックが登場して普及した術式です。
手術の難易度はそれほど高くないですが、自身の脂肪でも別部位への再注入をすれば合併症が発生するリスクがあります。
死亡事故に発展しなくても歩行困難など重大な合併症リスクがあり、世界一危険な術式だと言われています。
クリニックに軟禁
男子大学生がコンプレックスを抱えていた性器を治療しようと専門院の無料カウンセリングを利用した所、下半身を脱がされた状態で医師と複数のカウンセラーに取り囲まれ、軟禁状態で強引な勧誘を受けました。
クリニック側は100万円を超える高額な見積りを出し、男性客は予算オーバーを理由に断って帰ろうとしても、医師やカウンセラーがそれを許さず、「今すぐ治療しないと大変なことになる」などと脅し続けたようです。
結果的に男子大学生は、医療用ローンを利用し、即日契約・即日手術を受けてしまいました。
周囲に相談しにくいデリケートな部位の施術をする美容クリニックには、一部で強引な勧誘をしたりスキルが低い医師が執刀したりする悪質クリニックが存在します。
鼻が壊死などの重大トラブルや美容整形に関する死亡事故の多くは海外の事例ですが、機能障害に発展するような重大な医療ミスは日本国内でもゼロではありません。
施術を担当する医師やクリニックの実績や口コミ、得意施術などしっかりと下調べをし、カウンセリングでも入念な説明や確認をした上で、施術に臨みましょう。